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 快眠コラム

メラトニンについて調べてみた

最近睡眠薬に替わる、睡眠サプリ「メラトニン」について調べてみました。睡眠支援の他、ガンを防ぎ、抗ガン剤の副作用を緩和する、免疫系を強化、さまざまな病気に対しても抵抗力を高める,エイズに対しても効果,不眠症を治し,血圧を下げ心臓病を予防する.まさしく世紀の発見,不老長寿の秘薬である.メラトニンの奇跡、魔法のホルモン?長寿の秘薬は体内に?奇跡のホルモンといった、報道がされてきています。

睡眠不足や睡眠障害を抱える人が増えてきた現代社会にあって、このような紹介は誰しも気になるところです。本来は睡眠のメカニズムが解明されるなかで、発見された分泌ホルモンです。

以下に関連する情報を紹介します。
 メラトニンは脳の松果体において、トリプトファンからセロトニンを経て合成されるインドールアミン誘導体で,ヒトでは夜間上昇し日中の約10〜20倍に達します.その生理作用として,色素細胞に対する退色作用,生体リズムの調節作用,性腺抑制作用,催眠作用,深部体温低下作用など様々な作用を持つと考えられています.

メラトニンは脳のほぼ真ん中にある『松果体』と呼ばれる、松かさに似た、トウモロコシ1粒くらいの大きさの器官から放出されるホルモンです。この物質がメラニン色素の量を変えることから「メラ」、そしてセロトニンから作られるから「トニン」の2つをくっつけたものです。
メラトニンの原料は、食事で摂取されるトリプトファンです。トリプトファンにいくつかの酵素が働いてセロトニンが出来ます、さらに別の酵素が働いてアセチル基とメチル基がくっついてメタトニンが出来ます。

◎ヒトや動物の1日のリズム(体内時計)を決めているのだろうか?
<1>動物:
「カメ・ワニなどの爬虫類やニワトリ・ハト・タカなどの鳥類では、皮膚のすぐ下にある松果体が、皮膚を通した光によって刺激を受け、メラトニンを生産することで、1日のリズムを作っている。動物ではメラトニンがリズムを作っています。」
<2>ヒト:
「ヒトでは、1日のリズムは、松果体ではなく、視床下部の一部である視交叉上核という部分が決めている。ヒトの松果体は脳の奥深くあるので、光は松果体に直接届かない。光のシグナルは目から入り、まず視交叉上核に伝わる。松果体がメラトニンを生産し、放出するリズムは視交叉上核が、その光の刺激で作っている。」
■メラトニンは体内時計の調節を担う物質として知られ、夜間に多く分泌され、睡眠を促し体を休ませる。最近の研究ではメラトニンが免疫系とも密接に結びついていることが分かってきた。メラトニンを与えるとガン細胞を攻撃するNK細胞の数が増えたり、ウイルスを殺傷する食細胞の破壊力を高めたりする効果があることが報告されている。
不眠・時差ボケの解消。ガンの予防・老化防止。

■体内時計の分子合成酵素を解明
「米国立衛生研究所(NIH)の研究チームは、体内時計を司る生体分子であるメラトニンの合成酵素の立体構造を解明した。
時差ボケの解消や抗体勤務の人向けの睡眠時間帯の変更、鬱病の治療などの新薬開発に役立つという。
解明したのはメラトニンが脳の松果体と呼ばれる場所で作られる時に働く『AA-NAT』と呼ばれる酵素の立体構造。これが分かると、暗くなるとメラトニンが合成され、明るくなるとメラトニン量が減る仕組みを解明するのにつながる。さらにこの酵素にくっついて作用を止める薬が出来れば、メラトニン量を制御できるようになる。

松果体で作られ血液中に放出されたメラトニンは、視交叉上核にあるメラトニン受容体に結合すると、体温を下げ、眠気を起こすことが確認されています。
ところが、夜中に仕事をしたりすると、夜になっても光が目に入り、メラトニンが放出されないので、体温も下がらず、眠気も起きないので、睡眠障害の原因になります。

流れとしては、
・睡眠のメカニズムが解明されてきたこと。
・夜になると睡眠のリズムに入る生体反応のなかでメラトニンが作用している。
・朝が近ずくとメラトニンの分泌量が減少し目が覚める。
・日中に太陽の光を浴びることにより、メラトニンが生成される。
次に
・メラトニンの合成酵素の立体構造が解明された。
・ネズミの実験で、メラトニン投与を行うと、ガン細胞を攻撃するNK細胞の数が増えたり、ウイルスを殺傷する食細胞の破壊力を高めたりする効果があることが報告されている。
・化学合成でメラトニンを作ることが出来るようになった。
・アメリカでは、食品として認可されている。

以上の流れから、日本においても過剰報道がされ、インターネットで輸入代行というかたちでアメリカから入ってきている。

しかしこのような報道もあります。
 英科学誌「ネイチャー」や米の生物学専門誌「セル」はこのブームに手厳しい批判を浴びせている。
メラトニンは、脳内の松果体という豆粒ほどの器官で作られるホルモンだ。暗くなると血中濃度が上がり、朝になるとほとんどなくなるという変化を繰り返し、睡眠覚醒のリズムなどと関係があると考えられている。しかし、効果が分からず、欧米でも時差ボケ治療に使われていた程度だった。
「ネイチャー」は“誇大広告をうのみにするな”というという記事で“人間では効果が分かっていない”と批判した。セルも“若返りネズミの実験は、特別なネズミを使っているうえ、全部の寿命が延びたわけではない”などと手厳しい。
 内分泌学を専門にする日本医大の若林一二は“メラトニンは動物によって効果が違うことが分かっている。ネズミに効果があっても人間ではどうか分からない”と話す。

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